「おや?」と思うことが政治のはじまり
課題を解決するために、「道具」を使いこなそう。
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アクション1/情報収集編
●
アクション2/課題を洗い出す
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アクション3/解決の担い手を捜せ
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アクション4/円卓会議は使えるゾ
●
アクション5/効果的な要望書の書き方
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「おや?」「困った!」「これってなぁに?」「何か変じゃない?」と
思うことが政治のはじまり。
気づいたことを解決していくには、誰かに頼っていても、待っていても
変わらない。アクションしていこうよ。
でも、どのようにアクションしていったらいいのか、わからないっていう
声、結構多いんだ。
そこで、何回かに分けて、今まで私が経験してきたアクション方法の
一部をお伝えします。
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●〜アクション1/情報収集編〜
<まずは情報収集しよう>
●市政情報室、図書館、インターネットを活用しよう。
*<市政情報室って>
市政に関する情報の総合窓口、「市政情報室」は本館2階にある。情報
公開制度についての相談と公開請求の受付 、個人情報保護制度について
の相談と開示請求の受付、市長の資産等についての閲覧受付 、市政に関
する情報の収集と提供(閲覧とコピーサービス)をしているよ。
●情報公開制度を活用しよう
「市政情報室」が窓口になっていて、情報公開の手続きができる。情報
公開制度は、市の持っている公文書を公開する制度。浜松市民以外でも
利用可能。
●法律・条例・規則を調べる
・法律を調べるには
法庫
http://www.houko.com/
・浜松市が発行している冊子や統計データなど市政にまつわる様々な情報を
調べるには
浜松市トップ→市政の概要
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/admin/index.htm
・浜松市の条例や規則を調べるには
「条例にこう書いてあるんですけど」という台詞は使えるぞ。
浜松市例規集
http://www3.city.hamamatsu.shizuoka.jp/reiki/reiki.html
・先進的な他の市町村の条例を調べるには
条例WEB
http://www.jourei.net/
●会議の傍聴をする
・傍聴できる会議・会議録のご案内
議会や審議会を傍聴すると、新聞記事などでは知り得ない情報を手に入れ
ることができるかも。
http://mado.city.hamamatsu.shizuoka.jp/CONFERENCE_TOP.htm
●会議録を調べる
・審議会等の会議録
http://mado.city.hamamatsu.shizuoka.jp/CONFERENCE_TOP.htm
・浜松市議会会議録
http://www3.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kaigiroku/
*常任委員会の会議録や市のHPに出ていない会議録は、情報公開制度を活用して、
手にしよう。
国の審議会の会議録もチェックしよう。
●それから、行政の仕組みを知っておこう。
予算の執行状況、スケジュールなど
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<議員の使い方>
市全般に関わる情報や国、県などの情報、民間情報など議員は多くの
情報を持っています。
「こんなことに困っているんだけど、○○に関する情報や関連情報
ありませんか?」とコンタクトしてみよう。その場合は、できるだけ
具体的に言うことがポイント。予算状況や市の今のところの考え方も
聞いてみよう。意外な情報を手に入れられるかも。
浜松市の議会では議員名簿がHPで公開されていますので、
活用してください。
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/gikai/top.htm
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<一緒にアクション!>
もちろん、めぐみをガンガン使ってやってくださいませ。
情報収集能力抜群のスタッフと多様なネットワークがあなたや
あなたの団体を主体性を確保しつつ、サポートします。
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市民の力で、浜松をもっとよくする!
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●〜アクション2/課題を洗い出す〜
<課題を洗い出す>
「おや?」と思ったり、困っているのはあなただけではありません。
まわりに聞いてみてください。
「私もそう思っていた」という方がいるはずです。
そして、隠れている「課題」を見つけ出してみましょう。
<方法>
●仲間をつくろう。(でも、2人でもOK)
●アンケート調査・意識調査をして、「数」にしよう。
●小さな声が大事
〜ワークショップ、グループインタビューをする。
つぶやきも形にしよう。
●他都市の状況、事例も参考として調べてみよう。
●専門家の意見を聞いてみよう。
結構直接でも、メールでも、答えてくださる専門家の方
多いですよ。駄目もとで聞いてみるのも手。
●調べた情報を発信し、多くの人と共有をしよう
ホームページの開設、ニューレターの発行など
●そして、仲間だけでなく、いろんな人と議論や実験を積み重ねよう。
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<議員の使い方>
浜松市の議員には、1人あたり月額18万円の政務調査費が会派
ごとに支給されている。今後は、議会会派からNPOに調査研究委
託ということがフツーになるかも。
*会派とは、議会の中の同じ考えの人たちの集まり
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<一緒にアクション!>
今年度も、めぐみは政務調査費を使い、NPOの方々と一緒に
調査研究しています。
ひとつは、障害者福祉について調査研究する
<とも生きプロジェクト>
もうひとつは、親たちの思いやニーズを調査研究する
<おやおやプロジェクト>だ。
来年度、一緒に調査研究する団体を募集します!!
やりたいテーマを教えてね。
megu@megumi-happy.net
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●〜アクション3/解決の担い手を捜せ〜
<解決の担い手を捜せ>
●当事者だけでは解決するのは難しい。
プロ意識を持った専門家を探し出し、「一緒にやりませんか」と
誘いましょう。
●欲しい人材は一本釣りで。
講演会や本などで、「これぞ」と思う人がいたら、直接アタック
しよう。著名な先生でも、こちらの熱意を感じてくださり、案外
応援してくださるよ。
●関心を持ってくれる「行政マン」を捜せ。
やっぱり行政マンは市の計画や市内外のネットワーク、最新情報を
持っている知恵袋。
これぞと思う「行政マン」がいたら、活動の報告兼ねて、訪ねたり、
メールを書いて、情報交換を密にしよう。
そうそう、アクションには「営業」が大事。
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<議員の使い方>
関心や共感を持ってくれる議員を捜し、
その人の専門スキルをとことん活用しよう。
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<一緒にアクション!>
めぐみは、関心のある方や専門家を見つけだし、誘うのが得意です。
「こんな人知らない?」とぜひ聞いてね。
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●〜アクション4/円卓会議は使えるゾ〜
<円卓会議は使えるゾ>
アクションというと、署名とか要望書と考える人が多いけど、
それ以外にも効果的に使える手があるんだ。
それは「円卓会議」という手。
これまでない新しい、そのうえ複数の課にまたがる課題には、
「円卓会議」がなかなか使えるんだ。
新しい課題は、行政内で認識されていず、予算にあげられず、
担当部署も決まっていないことが少なくない。
だから、直接掛け合っても「予算がない」とか「できない」とかで、
門前払いされることもあるみたい。
そんな時は「円卓会議」。
「円卓会議」とは、ある課題に関心のある市民、市民団体が関係する
機関や課、議員に呼び掛け、一同に集まり、それぞれの立場から解決
策を検討する会議のこと。(めぐみ的定義)
これまで公共施設のシックハウス症候群への対応、性同一性障害への
対応の問題などに対して実施してきて、その効果は実証済み。
この手法の特徴は、課題に関係する人たちが一同に会することにより、
理解に温度差のある人たちの間でも、情報や意見交換が効率よく実施
され、課題への理解を一挙に進めることができることだ。
■円卓会議を効果的に実施するコツ
コツ1.主導権はあくまでも市民側が持とう。
コツ2.理解の得られそうな議員・専門家を、企画段階から巻き込もう。
コツ3.すべての議員に声をかけ、当日に参加してもらい、議会や委員
会で発言するネタにしてもらおう。(そのまま使ってくれる議員
も結構いるものだ)
コツ4.円卓会議をすることをマスコミに伝え、記事にしてもらおう。
コツ5.会議の後も丁寧に対応しよう。議事録で、参加者と情報を共有
していこう。
行政は、私たちが税金を払い、私たちみんなの問題を解決するために
つくられた機関。批判するだけでなく、「一緒に考えようよ」と巻き込み、
市民側が主導権を握りながら、行政を動かしていく。
それがこれからの市民と行政の新しい関係。
さあ、円卓会議から始めてみませんか。
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<一緒にアクション!>
めぐみは、いつでも
「円卓会議」の進め方の相談にのります。
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●〜アクション5/効果的な要望書の書き方〜
<効果的な要望書の書き方>
最近、「めぐみさん、要望書の書き方教えて〜」という相談が多い。
相手は、要望書の書式を教えてという意味のようなのだが、実は書式より
要望書を「何の目的に出すか」をはっきりさせることが大事だ。
「毎年出しているから」とイベント化しているところはおいておいて、
何らかの目的と効果を狙った要望なのだから、それはまずはっきり
させることだ。
また、要望書を出すことは目的を達成するひとつの手段にすぎない。
要望内容を実現するために、他の手段もとれないか、総合的な作戦を立て
ることも忘れないでね。
市の財政は財政状況は厳しい現状ですので、大きな箱モノを建てるような
現実感のない要望より、当事者たちが本当に困っている現状を変える
ような要望の方が実現の可能性が高い。
要望を書く際、他都市の状況や議会での様子などを調べ、有利になることは
つけ加えておこう。
(!!下調べは重要!!)
市などに要望したいことがある人の相談、承ります。
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■要望書を書く場合、チェックする項目■
1.何の目的のための要望書か
=目的のはっきりしない要望書はもらっても相手は対処できません。
2.誰宛に提出するのか
=この要望に力を出せるのは誰か?
市の関係だけでも、
市長、教育長、教育委員長、議長などに宛てることが
できる。
議長宛に持参して要望書を提出すると、浜松市議会の
場合は、各常任委員会にまわり、委員の意見を聞く場を設け
る。市の動きが良くない時は、議長宛に要望書を提出するのも手。
教育委員会関係の要望書は、教育長(土屋勲教育長)宛に
提出する場合が多いが、狭義の教育委員会(5人の合意制)
に出すのも手。原則として、その要望に対して、公開の場で
それぞれの委員が意見を述べるようになっている。
3.誰が出すのか
=1人でも出せるのか、団体の方がいいのか?
1人でも要望書は出すことはできる。しかし、より多くの
人の要望があるということは優先すべき事項となりので、
団体、また複数の団体を連なる方が説得力がある。
4.署名はどうする?
=すべての要望書に署名が必要ではありません。
署名の効果のあるかどうか、要望内容による。
5.さらに効果的に要望書を提出するには?
=要望書を提出する際、市長、助役、担当部長などに直接手渡しする。
提出する際、要望書に書き切れなかったことを補足して説明する
ことができるのだ。
その際、マスコミさんにお願いをし、要望書提出の取材をしてもらう。
<要望書の書式>
●一般的にはA4判を縦長で使用し、横書きで作成。
●要望書のあて先は「浜松市長 北脇保之様」(他、教育長、教育委員長、
議長など)とし、件名、要望文、提出年月日、要望者の住所・氏名(あるいは
団体名、団体代表者名、代表者住所)を記載する。
●詳しい説明を要するときは資料を、場所を明示するときは地図等を添付。
関係者同意書を添付する時も。
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市民の力で、浜松をもっとよくする!
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