【めぐみ●メールニュース/040325】 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 春らしくなったかと思えば、このところ寒さが戻ってきて、 からだを壊しやすい時期ですが、お変わりありませんか? 私は、朝薄着で出かけて、夜になって寒さに凍えそうになった りしています。みなさんも、ご自愛を。 さて、ザザシティ問題で揺れた2月定例会が終わりました。 みなさんも御存じのように、ザザシティ中央館の公的支援については、 全議員反対をし、議案を否決しました。 私自身も、本会議上で反対討論をし、反対しました。 今日のメールニュースは長いけど、ぜひ読んでみてください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ <<<<<<CONTENTS>>>>>>>>>> □□□□□□□□□□ <ザザ特集2> □□□□□□□□□□  ●議会としての結論は出たんだけど。。。  ●めぐみの反対理由  ●具体的な公的支援策案の内容についての反対理由3点  ●明らかになった今後の課題  ●今後どうしたらいいか<めぐみの提案>  ●おまけ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  ●<ただいま 調査中>  ●<めぐみホームページ更新情報>  ●前回からのめぐみの動き  ●スケジュール  ●【今日の一言】 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ □□□□□□□□□□ <ザザ特集2> □□□□□□□□□□ ●議会としての結論は出たんだけど。。。  議会としては今回のザザシティ中央館への公的支援策を「否決」し、 決着がつきました。しかし、もやもやして、とっても気持ち悪く感じて 仕方がありません。様々な思惑が錯綜しているため、いまだ全体像が 見えてこないことにも原因のひとつがあるのだと思います。 反対討論をするために、資料を読み直ししたり、議事録を読んだりして いたのですが、何が起こっていて、何が真実だったのか、読み込めば読 み込むほど、混乱してしまいました。 最初の市の説明では「このままの収支状況では、資金繰りができず、自 律的、継続的な経営が困難である」とあるいは「再開発事業の長期化、 景気の低迷、オープン直前の松菱百貨店の倒産などによって、事業運営 に大きな影響を受け、深刻な状況に陥ることとなりました」と説明して いました。 しかし、ここにきて再開発組合から「現状は営業成績も資金的も何ら 問題なく、金融機関にも理解を得ている」と言われてしまうと「え? 何?」と混乱してしまいます。 市は初めから「公的支援ありき」「行政主導で」で、そのためにとにか くお願いしたり、危機を煽ったりしてきたのではないか、そして後に なって言い訳や資料をつけたり、修正していくため、いつの間にか、 事実とのずれが大幅に出てきたしまったのではないかと考えます。 初期段階での調査が不十分なうえ、誰がやるのか、どういう手続きで やるのかといういわゆる「行政のお作法」が優先してしまったのかなとも 想像しています。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  ●めぐみの反対理由 ◎税の公平性の点から市民の納得が得られないことが最大の反対理由 デフレ経済下で生き残りに必死の多くの商店主や厳しい暮らしをしている 市民にとって、一民間企業への支援は理解し難いものがあります。みんな 自助努力で頑張っているのです。なぜザザ中央館だけ支援しなくてはなら ないのか、「再開発事業には市の責任がある」の市からの一点張りの説明 では市民は納得できません。税の公平性の点から市民の納得が得られない ことがなんと言っても最大の反対理由です。 ◎2、3転したことでさらに市民は混乱、反省すべき 2月12日の建設委員会に提案された案から、前代未聞の議案上程後の訂 正議案まで、その中身が短い間に何回も変わり、その度に市の説明も変わ ることから、市民を混乱させ、市民の行政への不信感を深める結果となっ てしまったことは大変残念なことでした。市当局の猛反省を望みます。 ◎何がなんでも行政主導  なぜ、市はあくまでも行政主導にこだわったのでしょうか。報道による と再開発組合は、建設委員会終了後「現状は営業成績も資金的も何ら問題 なく、金融機関にも理解を得ている」とコメントを述べています。市だけ が躍起になって、何が何でも自分たちでやるのだと、空回りしていたよう に、見えて仕方がありません。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ●具体的な公的支援策案の内容についての反対理由3点 これで最後、ギリギリのところでの提案だという今回の具体的な公的支援 策案の内容について反対理由は以下3点です。 ◎その1/保留床の一部取得費2億6,700万円。まず買取価格ありき で、取得する床の利用内容が不明であること。公共公益施設の保全をより 確かなものにするという理由では、公共的な意義が明確ではないこと。 ◎その2/国の制度融資としての市街地再開発事業資金貸付は、国は直接 地権者法人へ貸付するのではなく、市への貸付となっています。もし事業 が行き詰まった場合、市が加算金をつけ国に返さなくてはなりません。つ まり、市の責任でもって国のお金、つまり市民からの税金を借りるからに は、具体的で効果的な再建計画が必要です。しかし、今のままでは具体的 で効果的な再建計画が見られず、実施すべきではないこと。 その3/貸付金の利子補給総額4億3800万円について、支出する根拠 があいまいであること。 再生する力が見えない中で、その場しのぎにお金を注ぎ込んでも結局は捨 て金になってしまいます。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ●明らかになった今後の課題 ◎責任の明確化という点 事業がうまくいかなかった場合、その責任はどこにあるのかという点です。 今回の再開発事業では、市の責任の範囲、再開発事業を認可した県の責任、 そして再開発組合、地権者法人、コンサルタント、金融機関それぞれの責 任はどこにあるのか、そしてどう責任をとるかが最後まで曖昧のままでし た。事業実施する前には、責任を明確化しておく必要があります。 ◎公益性とは何なのかという点 公益性は行政だけが担うものではなく、事業によっては、民間企業も、 NPOも、市民も公益性を担います。また、今後行政改革をさらに進めてい くであろう本市にとって、民間活力の活用は不可欠となってきます。そう した場合、公益性があるから、すぐに公的補助金もしくは公的資金の貸付 としてもいいのでしょうか?公益性について、議論を始めるとともに、早 急にルールづくりが必要です。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  ●今後どうしたらいいか<めぐみの提案> ◎再開発事業に行政評価の視点をとりいれること 再開発事業の経済効果を予測し、実質的な価値を生み出すプロジェクトと して再定義をするのです。再開発事業の実現が、市民に対して生み出す価 値を目に見えるように、評価することによって、市民に対しても議会に対 しても説明責任を果たすことができると考えます。 ◎中心市街地活性化計画の根本的な見直し 来年度以降中心市街地活性化計画の見直しが計画されていますが、その際 今の計画案をなぞる程度ではなく、すべての事業を洗い出し、根本的な見 直しをすること。 ◎市民的議論の場の設置 市民や経済界を含めて、市民的議論の場をつくろうという提案です。「そ もそも、中心街活性化は市民にとって必要なの?」「中心街と郊外の役割 分担はどうあるべきか」などの基本的なところから、様々なチャンネルを 使い、市民的合意をつくっていくことを提案します。もちろん、我が浜松 市議会でも、議論の場をつくっていく必要があると考えます。 <さて、これからが大事です。ピンチはチャンス。> 今回の公的支援策について毎日のように大きく報道されたことにより、こ れまで関心の薄かった「市政」や「まちのあり方」に対して、多くの市民 が関心を寄せることがなりました。このことをきっかけにし、みんなでま ちをつくっていこうという気運を高めていく方向に変えていく力に、この 反対議決がつながることを期待します。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ●おまけ 反対討論の中で、私のところにきている市民の具体的な声を紹介し、市民 の視点からどうしても公的支援について市に訴えたところがあります。 以下です。 市民からこんな意見をもらっています。金銭的支援ではなく、再生案を生 み出す方に力を入れてほしいと。再生する力が見えない中で、その場しの ぎにお金を注ぎ込んでも結局は捨て金になってしまいます。よーく考えよ う、お金は大事だよー。 そのまま、節をつけて歌ったら、新聞に書かれてしまいました。   *歌ったことがまずかったのかなあ。   ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ <ただいま 調査中>  ●市職員の年次休暇について  ●園芸博のペットボランティアについて ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ <めぐみホームページ更新情報> ●めぐみ反対討論2004.3.23 http://www.megumi-happy.net/gikai/katudou/katudou04-1.html ●平成15年めぐみ応援・浜松市政向上委員会 会計報告 http://www.megumi-happy.net/office/office-kaikei03.html ●「どんなまち?プロジェクト」 http://www.megumi-happy.net/action/howtown-project.html http://blog.livedoor.jp/megustaff/ (コンテンツをBLOGで作ってみました。) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ <<前回からのめぐみの動き>> <3月>  ○13日  積志保育園卒園式        NPO講座  ○14日  緊急ミーティング     「ザザシティへの公的支援と中心街活性化を考える!」  ★15日  全員協議会        一般質問  ★16日  総務委員会(当初予算について)  ○17日  有玉幼稚園卒園式        建設委員会傍聴  ○18日  中学校卒業式        総務委員会  ○19日  小学校卒業式  ○20日  全国高校選抜ボート大会(天竜市)  ○21日  ネーチャークリーン(天竜川河口)  ○22日  姫まつプロジェクト  ★23日  全員協議会        本会議(最終日)        合併地域説明会(積志)  ○24日  とも生きプロジェクト        積志小送別会 ■■■■■■■■スケジュール■■■■■■■■■■■■■■■■■■  <3月>  ○26日  ふるさと文化再興事業打ち合わせ  ○27日  結婚披露宴出席  ○29日  ほっとアート        中郡小送別会        浜松ドライビングフォース  ○31日  姫松プロジェクト <4月>  ○4日   着物de浜松  ○6日   中郡小入学式        中郡中入学式  ○7日   万ごく幼稚園入園式        浜名湖花博内覧会  ○8日   アクションシニアタンク定例会  ○11日  積志地区婦人会総会        静岡子どもの精神保健フォーラム  ★12日  合併・政令指定都市勉強会 ===================================================================     >>>  みんなで楽しく政治しょう! >>>    市民の力で 浜松をもっとよくする!! =================================================================== 【めぐみ●メールニュース】 の原稿を転載し、市政を向上するために活動の 輪を広げて頂くことは、歓迎していますが、転載・複写・引用する場合は、 megu@megumi-happy.net まで、ご一報ください。 配信中止を希望する方はお手数ですが、上記アドレスにご一報ください。 =================================================================== 【今日の一言/年度末恒例の各種報告書づくりに追われています】 =================================================================== めぐみ●メールニュース/040325号(随時発行) 事務所:浜松市半田山2-5-10     TEL/FAX 053-431-1511     E-mail: megu@megumi-happy.net       http://www.megumi-happy.net <内部資料> ============================================ megu news ==========