【めぐみ●メールニュース/061108】
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急に寒くなりましたが、風邪などひいていませんか?
読書の秋ということで、茨木のり子さんの詩集「倚りかからず」
を読み返した。
『(前略)
もはや いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい
自分の耳目 じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある 倚りかかるとすれば それは 椅子のせもたれだけ』
(『倚りかからず』から)
この詩は、ある年の成人式のあいさつで読んだほど、好きだ。
何度も何度も読み返し、今の自分を見つめ直す。
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<<<<<<CONTENTS>>>>>>>>>>
●川崎市の子ども関連施策をじっくり調査してきました。
●めぐみのホームページが、マニフェスト大賞(地方議会)の
ベスト・ホームページ賞にノミネート
●<ただいま 調査中>
●前回からのめぐみの動き
●スケジュール
●【今日の一言】
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川崎市の子ども関連施策をじっくり調査してきました。
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11月1日、様々な子ども関係の活動をしている人たち6人と川崎市の
子ども視察を調査しに行ってきました。いろんな人と行くと、違った
視点での質問が出たり、浜松に戻ってきてからの活動への展開もできるので、
年に1度くらいは、テーマを決めてこうした調査をしていきたいものだ。
早朝から3本の調査先で、くたくたに疲れたけど、有意義な1日だった。
次回はぜひあなたもめぐみと一緒に他都市に調査に出かけませんか?
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●1番目の調査先は「川崎子ども夢パーク」。
私自身は一度現地へは行ったことがあるが、今回は理事長の西野博之さん
(NPO法人 フリースペースたまりば)から直接夢パークの運営の基本的
考え方、夢パーク内の公設民営のフリースクールがなぜできたのかなどな
どを聞きたいと思い、伺った。
<西野さんの話から>・・・・・・・・・・・
日本の子どもたちは、「自信がない」「自己肯定感が低い」という結果が
出ていて、「生きていても仕方がない」という問いに「いつもそうだ」
「ときどきそうだ」と答える子どもたちは18.8%もいるという実態調査の
結果が出ている。本当は、すべての子どもは「生きているだけで祝福される」
存在なのに。そのメッセージが子どもたちに伝わっていない。
不登校児童・生徒の中には、学校にとって内心戻ってきてもらいたくない子
どもがいる。非行系の子、発達障害の子、精神障害の子などだ。しかし、
その子どもたちの学習権がどう保障するのかという点について、答えを出し
ていない。
だから、学校以外の居場所が欲しいのだ。
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子ども夢パークは市の施設だが、今年から指定管理者制度が導入された。
NPO法人 フリースペースたまりばと川佐々木氏生涯学習財団のジョイントで
管理・運営を行っている。年間約6000万円。その中には、光熱水道費、
管理費、人件費などがすべて含まれていて、さらに公設民営のフリースクール
の分の1800万円も含んでいての数字だ。NPOの持ち出しが多い。
夢パークでの時間をゆっくりめにとってあったんだけど、聞きたいこと、
見たいことがいっぱいで、気がついたら、3時間半もいてしまった。
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●2番目の調査先は、市民局人権・男女共同参画室の子どもの権利について
川崎市は、全国でも珍しい「子どもの権利に関する条例」を2001年に
施行している。そこで、策定までの流れ、施行後の動き、子どもの権利
委員会の動きなどについて、教えていただいた。
1989年に国連総会された「子どもの権利条約」を市民、子どもたちに
周知するところから、始まっていると聞いて、これまでの子どもの人権に
対する基礎・基本が浜松と大きく違うと感じた。「条例のある効果は?」
と聞いたところ、「なかなか効果をはかるのは難しいが、子どもたちの
自己肯定感が全国平均より高い」と。夢パークができたのも、公設民営の
フリースペースもできたのも、この条例があったからだと聞くと、浜松に
も条例をと思う。
ただ、その前に「子どもの権利」についての理解を広げる活動をして、
まだまだ子どもの権利とわがままを誤解する人も多いだろうから、多くの
市民の理解が得られるようにしないといけないだろう。何とかして、形に
していきたいものだ。
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●3番目の調査先は、教育委員会。
予定にはなかった訪問先で、まして時間外にも関わらず丁寧に対応してい
ただいた。
今、教育委員会のいじめにあっている子どもや親への対応のまずさが毎日の
ように指摘されているが、川崎の仕組みは見習うべきものが多い。
その仕組みとは、教育委員会総務課内に「法制・賠償・情報公開」担当を
おいていることだ。各学校で対応困難な事例を教育委員会は第3者的に
調査をする。
今回聞いた具体的な事例では、深刻ないじめにあった子どもや親に丁寧に
話を聞くと同時に、いじめをした子どもにも話を聞き、学校や先生にも話
を聞いたそうだ。互いのいい分を聞き、そして判断をし、最終的に学校側
が謝罪をしたという。当事者の保護者の方にも話を聞いたが、「謝罪をし
てくれた学校を訴えることはできません」ときっぱりと言っていた。こう
した第3者的で、冷静かつ温かい対応が、被害者の心を癒していくのだろう。
これまで、外に第3者機関をつくろうと提案していたが、今ある仕組みを
柔軟に使うことでも、対応できると学ぶことができた。
8時間以上にわたる視察で、とっても疲れたけど、有意義だった。
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「安心できる人と人とのかかわりの中で、一人ひとりの子どもが自己肯定
感を育み、わたしがわたしのままでいいのだと思えること。そして、孤立
しがちな親たちが安心してつながり、支えあえる社会をつくりだしていく
ことが求められている」
(『居場所のちから』生きているだけですごいんだ/西野博之著/教育
史料出版会)
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めぐみのホームページが、
マニフェスト大賞(地方議会)のベスト・ホームページ賞にノミネート
http://www.megumi-happy.net
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「浜松HAPPY化計画」ホームページがされたとマニフェスト大賞(地方
議会)のベスト・ホームページ賞にノミネートされましたとの連絡があった。
応募していたことすら、忘れていたので、びっくり。
マニュフェスト大賞は全国の地方議員を対象に、住民の利益に資する政策を
提言した会派、または議員個人を表彰するのが目的で、今年初めての試み。
これまで注目を集めることの少なかった地方議員の活動実績を募集・表彰し、
受賞者氏名を発表することで、地道な活動を積む地方議員に名誉を与え、
更なる政策提言意欲の向上につながることを期待したもの。
私がノミネートされたホームページ賞は、マニフェスト大賞の特別賞で、
おまけの部分。
でも、やっぱりノミネートされたのはうれしいな。
大賞発表は11月10日。
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<ただいま 調査中>
●川崎市子どもの権利に関する条例について
●子どもの居場所について
●私傷病休暇について
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<<前回からのめぐみの動き>>
<10月>
★26〜27日
決算委員会(傍聴)
○28日 地域学講座「松並木のあるまちを学ぼう」
ねんりんピックオープニング
○28〜29日
浜松花と緑の祭
<11月>
■1日 川崎市視察
市民協働推進委員会(傍聴)
○2日 中郡小実践研究発表会
○3日 障害児支援ルーム「めだか」開所式
積志ふれあいコンサート
■4日 FOUR WINDS 全国大会 in 浜松
〜日本乳幼児精神保健研修研究会〜
○4〜5日 まちはびっくり箱だぁ! in 碧風祭
○5日 親たちのエンパワーメントフォーラム
★6日 都市整備・活性化特別委員会
■7日 在宅介護の現場視察
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<<これからのスケジュール>>
<11月>
○10日 マニュフェスト大賞授賞式(東京)
南陽中ケータイフォーラム
○11日 積志地区青少年健全育成会講演会
○12日 みんなで着物を着ましょうの会 和 特別例会
★14日 総務委員会
★15日 全員協議会
○16日 ハートフルバッチ制作委員会
コアスタッフ会
○17日 大瀬小校内音楽会
(仮)いじめについての政策提案づくり
(於:ドリームフィールド)
○18日 地域学講座「松並木のあるまちを学ぼう」
積志小学習フェスタ
○18〜19日
積志公民館まつり
★21日 本会議(11月議会初日)
○22日 高台商工発展連合会旅行
○24日 発達支援教育研修会(有玉小)
○27日 中郡中文化発表会
○30日 中群小かがやき発表会
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【今日の一言/急な寒さに電気ストーブを引っぱりだしてきちゃいました】
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