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めぐみの決算反対討論
 
2010年度11月議会報告レポート   2010.12


 11月議会、11月18日に決算認定の反対討論したものを再編集しました。

平成21年9月〜11月に浜松市フラワーパークで開催された「モザイカルチャー事業」4年間で総額34億円もの事業(私が調べて初めてわかった)でありながら、トータル決算、トータルな報告、総括が
出てきません。
仕方がないので、情報公開条例制度を活用しました。段ボールいっぱいの膨大の量ですのですべて読み込めていませんが、おおよそまとめてみました。

●資料が出てこない●

 決算審査に当たり、「モザイカルチャー事業に関する決算詳細調」を要求しました。しかし、私たちに提出されたものは事業報告だけで、決算の金額がひとつも入っていないものでした。これでは、「決算審査をして
くれ」と言われても、審査することができません。

 2月の時点では、86万人の入場者数、経済効果179億円、雇用創出1314人、900万円の黒字と報告されました。目標人員に達成したことは素直に「よかったね」「頑張りました」です。しかし、それが総額でどれだけのコストをかけ、浜松市、浜松市民にとってどうだったのか、今後への課題などを総括する
必要があります。
それをなぜ、できないのでしょう?
「出ない」「出せない」「できない」ということは、職員の能力がないのか、職員のやる気がないのか、出すと不都合なことがあるのか、それとも組織的な隠蔽なのか、、不信、疑問がフツフツとわいてきます。

●実は総額34億8千万の大型事業だった●

 情報公開制度を使い、4年間の事業費の総額を1枚の紙にまとめることができました。(この紙一枚にまとめるのに、毎夜市役所を11時過ぎまでかかっていました)

 市の負担額は関連事業を入れて4年間で約18億円投入されています。市とモザイカルチャー協会をあわせると、34億8000万円もの大型事業でした。

●赤字補填隠し?7700万円●

 景気の悪化で企業からの寄付金が1億3000万円ほどしか集まらず、予定額に達せず、約7700万円を花と緑の基金を取り崩しています。この基金は、公金です。赤字分の補填である7700万円があったとは、一度も報告がありませんでした。「努力したのですが、協賛集まりませんでした。補填をお願いします」となぜ、言えなかったのですか?不都合なことがあるのですか。隠されればされるほど、疑い深くなります。

●確信的フライングで始まってしまった●

 そもそも、モザイカルチャーは平成18年8月9日に突如「観光客の誘致」「地域交流の活性化」「都心の賑わい創出」「地域経済の振興」を目的に、誘致委員会への負担金を事前執行するとの発表で始まりました。今回、情報公開をしてわかったことですが、開催誘致計画の策定業務の委託契約898万8000円を、議会に報告するほぼ1ヶ月前の7月12日にすでにされていました。
誘致委員会すらできていないのに、契約が先行するとは確信的フライングです。4年間で市の負担額約18億円もかかる大型事業が検討をしっかりせずにそれいけ〜〜と「フライング」で始まってしまったのです。今思うと、時間がないんだから、ちゃっと誘致しなくては、ちゃっと上海に作品を出展しなければ、ちゃっと上海に視察団を送らなければ、とせかされるように、バタバタと動いていきました。なぜ、当初予算で計上できなかったのか、今となっては大きな謎です。その時点で追求できなかったと議会人として、私自身反省しています。

●コロコロ変わった担当部署●

 最初は、商工部中心市街地活性化事務局、その後都心政策課、国際モザイカルチャー推進課、平成20年度になって企画部に移り、21年度に事業本部と変遷しています。今は、公園緑地部緑政課が事務を引きついています。これだけ、部が変わっていくと、ミッションが変貌し、書類もばらけ、全体を見ることが大変困難になります。何か、意図があったのでしょうか?隠されているだけに、不信は膨らみます。

●国際イベントには、間接経費がかかる
〜理事の航空運賃、宿泊代、食事代、晩餐会〜●

 情報公開をしてみて、わかったことのひとつに、国際イベントは、間接経費がかか
るということです。平成18年度を見てみただけでも、国際モザイカルチャー委員
会(IMC)の理事3人が平成18年9月に2泊3日で浜松に視察に来ているのですが、
相手側の航空運賃300万円、さらに宿泊代、食事代を持ち、さらに27人分46万
2640円でホテルでレセプションを開催し、総額424万円余かかっています。

 その後、浜松から上海に視察団を派遣、4人分の旅費、先方先での晩餐会、お土産のネ
クタイ代10本(!!)などで141万円支出しています。その後にも次々と海外旅費、
晩餐会代、食糧費費が計上されています。その後の年度もあったと推測できるのです
が、まだ時間がなく読み込めていません。21年度、オープン時にもレセプションがあ
りましたが、果たしていくらかかったのでしょう。

●海外出張、国内出張、どれも必要だったの?●

 また、出展勧奨、PRのために、海外出張、国内出張が市から、協会から頻繁にされ
ています。営業活動ですから、どれだけの経費をかけ、その成果がどうであったのか、
何が課題だったのか明らかにし、冷静に評価する仕組みが必要だと思いますが、総括
されていません。すべて本当に必要な出張だったのでしょうか?と疑いたくなります。
また、組織として総括されていないため、今回の経験は個人のものに集約され、組織
として共有されていきません。多くの費用がかけたものがその場限りとなり、その後
に生かされないのでは、もったいないことです。

*ex.一職員のブラジル13日間の渡航費用、1,759,360円ってあり?

●上納金は1億円以上●

 さらに、国際モザイカルチャー委員会へのロイヤリティを拾いだすと、総額1億円でした)ほどになりました。その他、理事分の航空運賃代、宿泊代、食費代などを含めると、多額のお金がIMC国際モザイカルチャー委員会 にいっていることもわかりました。

●イベント終了後も、関連支出続々●

表には出ませんが、イベントが終了したからといって、関連費用は今も出ています。出展してくださった都市や海外とのおつきあい、イベントへの出展などは、馬鹿にならない金額になります。例えば21年度は韓国仁川の世界都市祝典に80日間に1830万円、総勢26人が仁川に行って対応していたりしています。

●外への補助金には厳しく、中への負担金はユルい●

 今回、情報公開をしてみての感想は、外部の補助金は厳しくチェックされ、市が認めない支出には支払われないなど対応されますが、内部への負担金は、一度出てしまうとチェックがユルいなあと思いました。

●黒字額は発表された900万円ではなく、55万円だった●

 2月の時点では約900万円の余剰を見込んでいると報告されていますが、55万6387円でした。資料が出なかったのは、この黒字額が大幅に違うからですか?不信は募ります。

●大型イベントなのに、総括する報告書がない!●

 今回、協会からの事業報告書を見ることができましたが、市全体の報告書をずっと探しているのですが、未だ手にしていません。ひょっとして作成していない、存在しないということでしょうか?

●説明責任を果たせ●

 モザイカルチャー世界博は、多額の税金投入だけでなく、リーマンショックの景気の厳しいなか、多くの企業や団体から1億3000万円程もの貴重な寄附をいただきました。また、市民の多くのボランティアに支えられ、自治会や各種団体、多くの方々の協力により、チケットを販売することができました。市民の皆さん、企業の皆さんに感謝の意を伝えるとともに、説明責任を果たすべきではないですか?

 平成20年5月議会の私の一般質問で「どこがこのモザイカルチャー事業の責任を持って推進していくのですか、責任体制はどのようになっていますか」と質問しました。その際、山崎副市長は、「誰かに任せるということではなく、私の責任でやっていきたいと考えています」と答弁しています。あの答弁は、その場限りの発言だったのですか?なぜ、責任を持って推進したのだったら、その結果を議会に市民に責任持って説明しないのですか?なぜ、隠すのですか?トップが説明責任を果たしていない姿を見れば、職員もそれをまねます。やはり、隠さなくてはならないことがあるのですか。否が応でも疑いたくなります。

 


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